扇状庫の研究

この前ブックオフで面白い物を買いました。

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バケツの蓋です。

プラレール きかんしゃトーマス たためるトーマス機関庫

プラレール きかんしゃトーマス たためるトーマス機関庫

  • 発売日: 2015/04/02
  • メディア: おもちゃ&ホビー

コレを元に一つ煉瓦タイプの扇状庫を作ってみようかと思い、
製品のスペックを徹底解剖してみます。

この車庫において最も注目すべきは
端部の丸モールド。
この車庫はこれで九割と言っていいほどの重要な部分です。

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まず平置きした際、
このモールドによって車庫全体が傾斜します。

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当然そのままでは車輌が転がり落ちて
留置できないので車輌固定用に
ストッパーが設けられています。

線路中央に見える突起がその部分。
これで動力車特有のモールドに引っかかり、
傾斜した車庫においても車輌が留置できる設計です。

オマケに線路そのものもギミックを設け
車輌の"発射"遊びもできるという仕様。

構造そのものは質素でありながら
中々凝った出来、玩具としてのやる気が感じてとれます。

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また注目すべきは転車台と併用可能な点。

まず転車台は回転ギミックを収めるために厚さがあり、
結果としてレールジョイントの位置が高いのが特徴です。

これによって繋げた際に勾配が生まれ
ジョイントが引っかかる他、そもそも不格好になるなど
直接情景パーツを繋げるのは難があるのです。

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しかしながらこの車庫、例の丸モールドによって
ジョイントの高さが同じになり、
問題なく繋げる事が出来るのです。

転車台専用と言っていいほどの設計、
コレを活用しない手はありません。

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まず課題が四つ。

一、車庫全体の高さが足りない点。
ニ、側面がフラットな点。(煉瓦モールドの彫り込みが必須)
三、展開時の隙間の埋め方。
四、屋根のレリーフの撤去。

どれをとっても一筋縄では済まないもの、
一つ一つ気長に対処していこうと思います。

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