この前ブックオフで面白い物を買いました。
バケツの蓋です。
コレを元に一つ煉瓦タイプの扇状庫を作ってみようかと思い、
製品のスペックを徹底解剖してみます。
この車庫において最も注目すべきは
端部の丸モールド。
この車庫はこれで九割と言っていいほどの重要な部分です。
まず平置きした際、
このモールドによって車庫全体が傾斜します。
当然そのままでは車輌が転がり落ちて
留置できないので車輌固定用に
ストッパーが設けられています。
線路中央に見える突起がその部分。
これで動力車特有のモールドに引っかかり、
傾斜した車庫においても車輌が留置できる設計です。
オマケに線路そのものもギミックを設け
車輌の"発射"遊びもできるという仕様。
構造そのものは質素でありながら
中々凝った出来、玩具としてのやる気が感じてとれます。
また注目すべきは転車台と併用可能な点。
まず転車台は回転ギミックを収めるために厚さがあり、
結果としてレールジョイントの位置が高いのが特徴です。
これによって繋げた際に勾配が生まれ
ジョイントが引っかかる他、そもそも不格好になるなど
直接情景パーツを繋げるのは難があるのです。
しかしながらこの車庫、例の丸モールドによって
ジョイントの高さが同じになり、
問題なく繋げる事が出来るのです。
転車台専用と言っていいほどの設計、
コレを活用しない手はありません。
まず課題が四つ。
一、車庫全体の高さが足りない点。
ニ、側面がフラットな点。(煉瓦モールドの彫り込みが必須)
三、展開時の隙間の埋め方。
四、屋根のレリーフの撤去。
どれをとっても一筋縄では済まないもの、
一つ一つ気長に対処していこうと思います。