車輌紹介:オハ35(丸屋根・茶)

オハ35が切妻旧型客車からの改造により落成しました。



1929年(昭和4年)に製造が開始された鉄道省制式20m級鋼製客車である、スハ32系客車の改良型として、1930年代後半より各車種が製造された。(Wikipediaより)

種車は前述の通り切妻旧型客車。余った旧型客車の部品の処理と丸屋根車の増備を図っての改造です。

まず屋根の端部を削り落してパテ盛り、次いで屋根の裾に切り込みを入れてから折り込み、戦前型客車の特徴的な屋根を造成。

次にデッキのドア部分のみを切り出し、屋根に合わせて車体に絞りをつけます。

この際折り込みが緩やかにならないよう、裏側に隠し包丁ならぬ隠し鋸を入れています。

そして撤去したドアの代わりに1㍉角棒と0.3㍉プラ板3枚でドアを再設置。
強度確保のため、裏側からさらに0.5㍉プラ板を貼り付けています。

今回は早期の落成を優先させたため、ドアの完成度はかなり低めです。

妻面は0.5㍉プラ板でかさ増しした後、横隣を削り込むことで折妻にしています。

貫通扉には製品の客車の物を複製して使っています。
♀連結器側はオハフ33の物を、♂連結器側は窓が連結器穴と干渉するため、マイテ49の物を使ってます。

以前作ったDE10とマニ60で編成を組んでみた様子。
在りし日の地方ローカル線の姿がありました。