車輌紹介:オハフ30・オハ31

31系客車が2両落成しました。
以前作ったものの塗り直し、それと新たに製造したものです。


リベット付きで落成予定でしたが、その後技術的に困難と判断して中止。そのほかオハ31とオハフ30の窓配置が全く同一だったり、そもそも窓の天地寸法が種車のまま(実車はのちの客車に比べて天地寸法がせまい)だったりとまあずいぶんと大雑把な仕様ですが、あくまで雰囲気だけの車輌と割りきっています。

種車はもちろんのスハフ33、窓一枚分を詰めて17m車らしい短い車体にしてあります。
特徴的な二重屋根を再現すべくプラキッズ部分はごっそり撤去。
屋根も左右それぞれでおよそ7㍉ほど切り落とします。

屋根裏から2㍉角棒を渡して梁とし、屋根の基礎を造成。
切妻型旧型客車からベンチレーターとネジ棒を切り出し、それぞれ角棒に貼り付けていきます。

残りの部分は適当にプラ板を切り出し、エポキシパテで調整。
窓柱は1㍉角棒を2本張り合わせたものを差し込み、その上に0.3㍉プラ板を重ねます。

シャーシは今回はE1系の中間車のものを使用。
これは同金型のE4系はもちろんのこと、サンダーバードなど一部の在来線特急にも使われているものです。

車体塗装は鉄道カラーのぶどう色2号とMr.カラーの船底色を重ね合わせて使用。
屋根はMr.カラーの呉海軍工廠標準色を使用。
以前と異なり2両ともに戦後の赤帯の無い姿となっています。

C11や8620形などに牽かせるとなんともレトロな地方ローカル線の雰囲気が味わえます。
プラレールでは全くと言っていいほどに見かけないダブルルーフ車、これを皮切りに増えてほしいものです。